前回の入院が長引いて、感覚としては1クール目終わって間もない感じです。そういえば、退院数日前から下がった白血球を増やすために、毎日薬を注射していました。これがまた痛い…。
薬の名前は「フィルグラスチム」(たぶん…)
治療の説明書には「G-CSF」とあります。ヒト顆粒球コロニー形成刺激因子というそうです。
この薬を1日1回打ちました。左右の腕交互に打ってました。副作用としてあげられるのは主に腰痛。白血球等の細胞を生み出すところが骨盤らしく、そこを活性化させる薬なので痛みが出るそうです。
プチギックリ腰の経験位しかないので、痛みがどんな感じか想像がつきませんでした。しかし、その痛みは打ったあと徐々に襲ってきました。最初は、腰をトントンと叩かれる感じだったのですが、時間が経つにつれて大きくなり終いには痛みで体が跳ねるほどに。
先の尖った靴を履いた人に腰を全力でキックされてる感じ。ずっとというわけではなく、短い間隔をあけながらの攻撃でした。もはや、痛みで悶えるとか叫ぶとかではなく笑ってしまいました。
しかし、この痛みはロキソニンを飲めばある程度緩和されます。助かりましたが、効果が切れそうな時間になるとビクビクして早く新しいのを飲んでしまいたくなります。(次の分を飲むには、6時間あけなくてはいけないです。)
そのな苦労もありましたが、2クール目のエシャップ療法は、ほとんど1クールと同じような副作用で終わりました。しかし、同じと言っても味覚障害が悪化したと思います。
1クール目は、それなりに病院食が食べられていたと思うのですが、それが今回ほとんど食べられなくなってきました。半端な塩味が甘く感じられてしまい、食べることが難しくなってしまいました。
頭では塩味(というか濃い味?)が欲しいと思っているのですが、病院食で濃い味なんてほとんどありません。お腹は空くのに食べたいものが食べられないという辛い状況に陥りました。幸い果物やお菓子などの甘いものには影響がなかったので何も食べられないというわけではなかったのですが、甘いものばかり食べるのもヤバいんじゃないか…と思いました。
しかし、先生及び看護師さん曰く治療中は食べられるものを食べた方が良い!とのこと。点滴で栄養剤を入れることも最悪できますが、やはり口から栄養は取った方が良いそうです。そうしないと腸などの内臓の動きも弱くなってしまうから。
なるほどと思い、果物やプリンなどを頑張って食べました。しかし、塩味を感じたいのは常にあったのでそちらも模索しました。試しにカップラーメンを食べたのですが、2.3口までは美味しく食べられましたが、それ以上箸が進みませんでした。
2クール目の救世主になったのは、塩せんべいです。ふと頭に浮かんだので買って来てもらい食べたところ、個包装が全部食べられました。後半で登場したのは、生ハムです。2クール目は、この2つで乗り切った感じです。