白血球の数がどん底になって一番辛い時期です。底ということは、あとは上がってくるだけと考えて耐えます。
でも、辛い。喉が痛くて喋れないし(喋ると出る唾液を飲むのが辛い)怠いし下痢だし微熱だし。本当に良くなるのかなと疑う心がしょっちゅう芽生えます。
3週目くらいにいきなり腰が痛くなり、何事かと思いましたが、白血球を増やす薬の副作用と判明しました。どうやら移植後から点滴に入っていたらしいです。全然知らなかった。
そういえば、初めて便の検査をされました。下痢の回数が多くなってきた時に一応調べておこうかということで。この時の便は緑色で泥みたいな感じでした。検査の結果は問題なし。
トイレ回数が多いのはわかっていましたが、急にくるから大変です。あ、おならが出なくなりました笑
というか、おならかと思うと便が出ちゃう感じ?自分でコントロールが難しくなる気がします。そのために、持ち物におむつがあるのかな。
私はおむつをするほどではなかったですが、生理用のナプキンを付けていざという時のために備えていました。そして、何回か助けられました。
下痢が続くとお尻が痛くなってしまうので、アズノールを塗って予防します。その作業も必要だけどちょっと面倒。なにせ回数が多いので。
そして、3週目くらいに遂に血培がなされました。38度以上になるとされることはわかっていたので、熱が上がらないことを祈っていました。そのおかげか微熱で留まってくれていました。
しかし、38度はいってないけど、微熱長く続いてるしやっておこうかと決行。身体頑張ってくれてたのに…。でも、1回くらいはしょうがないかと思いました。もしかしたら、菌がある可能性もあるし…。まぁ、結果案の定無かったけどね!
血培は看護師さんでなく先生が採血しないといけないので、緊張します。しかも、夕方以降だと研修医の確立が上がるので不安倍増。血管が弱く細くなっているので、慣れてない人にやられるのは恐怖です。
初回は、たまたま私の血管が見えている看護師さんに研修医の先生が教えてもらう形でやって一発で取れました!ナイスサポートでした。
この時、研修医の先生のピッチ(?)が鳴り響いていて大丈夫かなと思っていたら、どうやらその電話も血培要請だったようです。夜間は、一人で対応しなければいけないみたいで大変だなと思いました。頑張ってくださいとしか言えません。
こういう検査は突然発生するので、メンタルが弱まるきっかけにも私はなります。痛い思いをするのもそうですが、なんでこんな思いしなければならないんだろうと考えてしまいます。
死にたいとは思いませんが、死んだら楽になるのかなとか考えちゃいます。でも、私以上に辛い治療をしてる人もいるんだから頑張ろうと考えて立ち上がります。
あとは、池江璃花子さんを思い浮かべます。池江さんは、光でもあり闇でもあると考えています。前も書いたかもしれませんが、骨髄移植をしてるものにとって希望でもあるけど、あれだけ元気になれるという世間のイメージにも繋がって、そんな大したことない治療と思われるんじゃないかと懸念してしまいます。
完全に被害妄想かもしれませんが、私自身周囲に骨髄移植をした人がいないし、そんなもんかと思ってしまいそうだからです。もしくは、治療中は大変だけど終われば大丈夫みたいな。
しかし、実際は治療後も大変です。寧ろ、治療中より大変化も?清潔さや食事の安全面、何か起こった場合の対処を考えれば入院している方が楽です。全部管理されてるからね。
退院後は、全部自分で確認しながらやらなくてはいけないのでちょっと緊張感があります。恐らくそれは、自分だけではなく家族もあると思います。
自分が退院する時にどんな状態かは、まだわかりませんが、退院後の生活についてのオリエンテーションも早めに聞いて、疑問点をまとめとかなくては。