自家造血細胞移植をするために。末梢血幹細胞の採取のための下準備に起きたドタバタ。

3クール目の抗がん剤治療が終わった後に抹消血幹細胞を保存するために採取しました。ここでも心が折れそうにというか折れました。

まず、細胞をとるための下準備の段階で若干疲れてしまいました。

採取する日の2・3日前から白血球を上げるために毎日薬を注射しました。これは、腰痛が副作用なので覚悟していたのですが、今回はほとんど痛みがなく驚きました。しかし、その代わりなのか頭痛と発熱が出てきました。

頭痛や腰痛は基本的に痛み止めを飲めば、ほとんど収まります。問題だったのは発熱です。一定の体温を超えると血液検査が必要となります。また、この採血は看護師さんではなくお医者さんがしなければいけないそうです。

そして、私はその基準となる数値を超えてしまい、検査を受けることに…。

絶対に採血の経験、看護師さんより少ないよね!?
大丈夫…!?

と思いました。しかも休日で、来た方は明らかに若い。研修医の方?看護師さんでも難しくなってる私の血管にホントできる!?と思ってしまいました。でも、見た目での判断もいけませんよね。

わずかな希望を抱いていましたが、補助の看護師さんが出した注射器がかなり大きく希望が消し飛びました。通常の採血の量の5倍はとるんじゃね?って感じでした。子どもがおもちゃで使いそうな注射器。

しかも、驚くことに2か所から採血するとのこと。つまり、今の私の状態で言うと腕からの採血と首に入っているカテーテルからの採血が行われるということ。

そんなに血液いります?

思わず聞いてしまいました。どうやら、1か所だけだと誤った判定が出ることがあるらしく2か所からとるそうです。納得できるようなできないような…。結局、とられるしかないんですけど。

そして、案の定!血がとれない!3回目でやっとです。

3回目失敗したらチェンジって言おうと思いました。未熟ですみません的なことは言ってくれたのですが、それならもっと練習しようと言いたかった。さすがにそこまで達観してないので、自分を練習台にしていいよとは思えません。結局、なってるのかもしれないけど。

発熱と緊張で汗がぐっしょりでした。パジャマ新しいのに着替えました。休日で運が悪かったのかな…。っていうか血液なんて誰がとっても一緒じゃんと思います。適材適所でいきましょうよー。

正確な結果は、わからずじまいですが、細菌による発熱ではなさそうでした。やる前から予想していた、白血球を上げる薬の副作用でしょうとのこと。

だよね。

ほぼ確実にそれなんだから、あんなに大量に採る必要なくない?こういう点ももっと進歩しないかなと思いました。まさか、余分にとったりしてる?ありそうで怖くて聞けません…。でも、抗がん剤が入っているであろう今の私の血液ってなんの利用価値があるのでしょうか?さすがに、輸血には質的にも量的にも無理よね?研究用?

とりあえず、異常は無かったのでこのまま予定通り細胞採取に進みます。やっとカテーテルからの解放が見えてきました。早く退院したいです。

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