いよいよ、抗がん剤もこれで最後です。でも最後の最後まで気は抜けない!
最終日は、メルファラン(アルケラン)を30分投与して終わりですが、投与前にクライオセラピーを行います。クライオセラピーとは、口に氷を含んで投与中舐め続けて、口の中に抗がん剤が回るのを予防すること。口内炎といった口の中に副作用が現れるのをなるべく少なくするためのものです。
今回は、首にもアイスノンを巻きました。投与の10分くらい前から舐め始めるのですが、知覚過敏とかだったら辛いと思いました。舐めきってできた水は、吐き出さなくてはならないのでちょっと注意が必要です。はずみで飲んじゃいそう…。
投薬が開始されて、時計を見ながら氷を舐めていたら異変が感じられました。なんだか足や腕が痒い…?と思ってパジャマを捲ってみると蚊に刺されたような腫れが出てきていました。
慌ててナースコールを押して看護師さんに見せたところ、一旦投薬がストップ。先生に確認するとのこと。でも、氷の舐め続けは続けるよう指示。入院時に多めに氷持ち込んで良かったと心底思いました。もし、氷が尽きたらもらえるのかな?
先生が来て、様子を見て一言。「この薬でアレルギーが出るのを初めてみた。」
えぇ…。どうすんの…?と思いましたが、対アレルギーの薬を飲んで再開してみようとのこと。残りのメルファランの量的にも半分くらいだったので、若干強行?でも、その薬のおかげか、その後は何事もなく終わりました。
最後の最後にどうなるかと思いました。移植用の血液を採った時といい、変な(珍しい)ものにアレルギーあるのかなと思った今回のがん治療でした。
こういうイレギュラーなことがあると、時間的に長くなくてもぐったりしてしまいます。身体的よりも精神的な疲労が大きいです。
とりあえず、一山超えたのではないでしょうか。まだ山はありますが、先のことを考えても滅入ってしまうので、一日一日を無事に乗り越えるようにしたいです。
そういえば、MEAN療法は投薬が始まってからお尻に軟膏を塗っています。トイレの度になんで面倒くさいですが、粘膜系に被害が大きいのでこれも予防の一種だそうです。
だんだん食べられなくもなってきているので、胃腸も弱っていくんだろうなぁとか筋力低下も激しいだろうなぁとか考えてしまいます。でも、正直経験してないので実際どうなるかなんてわからないんですけどね!
情緒不安定になりつつも、他にも頑張っている人がいるんだから頑張ろうと思います。